公務員副業革命~Brace Yourself for the Day!

2018年が事実上の公務員の副業解禁元年!日本一の公務員副業コンサルタントが究極の極意を一挙公開!

「勲章ジジイ的発想」を疑え!

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(1)バカげた永年勤続賞制度

 アナタは試しにネット検索で、「永年勤続賞 公務員」などと検索してみてほしい。まあとにかく呆れるほどに出てくる各公共団体の永年勤続表彰制度の規定。人間は年を重ねると何故か勲章だとか石碑だとか、とにかく意味もなく名誉を欲する生き物であるらしい。

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 悪しき慣行とはこのことで、公務員業界における「定年まで長期勤続→素晴らしいこと」という価値観が色濃く残っている一例だ。

では、本来、公平・公正に社会とさまざまな接点を持ち、知見を積んできたはずの職員が、どんな処遇にあっても、定年までデスクにしがみつくことが本当に褒められたことなのであろうか。

これだけ労働市場が流動化している現在、むしろ自らの知見を社会に還元するために定年前に退職し、起業などで新規雇用を生み出すべくリスクを背負った者の方が、偉大で本人にとっても充実感に満ち溢れた人生になることだって十分にあり得る話だ。

 

(2)10年後無くなる仕事が意味するもの

 ここで改めて取り上げるまでもないが、今後、AIの本格的な導入で、事務職の多くは、近いうちにAIにとって代わられると言われており、民生部局と中心とした行政職にまでその波が襲ってくるのは必須とみられる。f:id:wishandnomad:20180703191956j:plain

 先日はある実証実験で公務員が50時間を要していた手作業をAIが僅か数秒で終えてしまったという事例が報道された。

 これはまだ極端な事例だとは思われるが、こうして公務員の聖域化した業務は一つ一つその牙城を崩されていくのだ。

  ※認可保育施設 AIで瞬時に希望割り振り 手作業50時間

  https://mainichi.jp/articles/20180224/k00/00e/040/325000c

 

 このことは、事務職とはやや趣が異なる聖職者、すなわち教師と言えども例外ではない。少なくとも学問を教えるという技術において、個別の習熟度を判定し、それに応じて動画や設問を提供するAIに対して、いつまでも画一的な授業を「ライブ」で提供し続ける教師が太刀打ちできるか?・・・答えは既に出ていると思う。

 

(3)本来、表彰されるべき公務員は?

 

 従って本来、表彰されるべき人物は、(業績)×(年数)で測定されるべきで、画一的に年数のみで表彰されるなど、何の合理性も持たない。一方で、「公務員の業務は業績評価が難しい。」というのであれば、そんな旧態依然とした永年勤続表彰制度は即刻廃止するべきだろうし、現代社会においては、公平・公正な社会貢献の手法は、NPOや財団法人などでいくらでも用意されている。

 何も「定年まで奉職するのが悪だ。」などとは言ってはいない。ただ人生100年時代と言われ、これだけ社会構造の変化が激しい中で、一つのキャリアにしがみつくことで自己実現を生涯にわたって図ることは益々困難になってきており、アナタの子どもに心から胸を張ってそんな生き様の背中を見せつけることができるか、改めて考えてみてほしいのである。

 

【今日のポイント】

・自身が受けるべき名誉は(勤続年数)ではなく、(業績・やりがい)×(勤続年数)で認識すべし!またそれを最大化するためにこそ人生を謳歌せよ!